品質と安全への取り組み

カラーコンタクトレンズの色素内包性構造(製法)

”瞳を魅力的に”の思いから、カラコン(カラーコンタクトレンズ)は多くの女性に愛用されていますが、愛用者の増加とともにカラコンの装用が原因と思われる眼障害も増えてきました。主な原因はカラコンの手入れ不良や長時間装用などの不適切な使用ですが、中には色素の溶出が見られるものも在り、それが眼障害を引き起こす原因となっているのも事実です。現在流通しているカラコンの製造工程は以下のようになります。

カラーコンタクトレンズ製造の主な工程

材料の調整 → 着色剤の印刷及び内包 → レンズの成形 → 重 合 → 膨 潤 → 滅 菌

色素の印刷及び内包の方式は以下の3つになります。

  • サンドイッチ方式
  • 浸透方式
  • プリント方式

方式による色素内包性構造の比較

色素を内包する方式にはサンドイッチ、浸透、プリントの3つの方式があります。

Ⅰ.サンドイッチ方式

コンタクトレンズの素材と素材の間にデザイン色素を挟み込むことで一枚のレンズにする方法です。色素の内包性に優れた方式と言えます。

サンドイッチ方式
 
Ⅱ.浸透方式

色素自体をレンズ素材でコーティングし、レンズ素材に浸透させる方法です。サンドイッチ方式に比べレンズ素材表面からの距離を一定に保つ事が難しく、色素の内包性が悪いことがあります。

浸透方式
 
Ⅲ.プリント方式

色素自体をレンズ素材でコーティングし、モールドまたはドライレンズに直接印刷する方法です。色素をコーティングすることのみによる内包のため、上記2つの方式に比べ内包性が一番悪い可能性があります。

プリント方式
 
※カラーコンタクトレンズ:サークルレンズ含む